メールマガジン

ワンポイント英会話

JIAM教務部研修副主幹 ラッセル・ピケット

第13回2005.08.31

ワンポイント英会話 ~英語でお願いする 第3回~

前回と前々回のワンポイント英会話では、英語でのお願いの聞き方について説明しました。

■今回のワンポイント
今回は、英語でのお願いの答え方を習いましょう。まず、次の問題に挑戦しましょう。問題の下に答えと説明がありますので、分からなくても気にせずチャレンジ!
8問(依頼文)があり、それに対する回答文も8文あります。
それぞれの依頼文の回答として正しいものをA~Gの中から選んでください。
【例】
 Q1  May I have your autograph?
    (サインをいただけますか。)
 A1 Sure. Here you are.
    (もちろん。はい、どうぞ。)
【問題】
 Q2  Could I call you back tomorrow?
    (明日電話をかけなおしてもいいですか。)
 Q3  Would you mind telling her I called?
    (私が電話をしたと伝えてくださいますか。)
 Q4  Is it okay if I go to the store with you?
    (一緒に店に行ってもいいですか。)
 Q5  Would you mind if I borrowed your cell phone to call my wife?
    (家内に電話をするために携帯電話を借りても構いませんか。)
 Q6  Can I try on these jeans?
    (このジーンズを試着してみてもいいですか。)
 Q7  Do you mind if I smoke?
    (タバコ吸ってもいいですか。)
 Q8  Could you lend me $20?
    (20ドルを貸していただけけますか。)

 A  Yes sir. The dressing room is over there.
    (はい、試着室はあそこにあります。)
 B  I'm sorry. I only have $5.
    (すみません。5ドルしか持ってません。)
 C  I'm afraid I won't be in tomorrow.
    (明日は留守になりますが。)
 D  Not at all. Be my guest. Push this button when you're finished.
    (全然構いません。どうぞ、ご自由に使ってください。終わったらこの
     ボタンを押してください。)
 E  Okay, but I won't be going until this evening.
    (いいけど、夕方まで行かないよ。)
 F  Of course not. Does she have your phone number?
    (もちろん。あなたのお電話番号を持っていますか。)
 G  No, but could you smoke outside? I'm allergic to cigarette smoke.
    (ええ、でもタバコの煙にアレルギーがあるので、外ですってくださいますか。)
【答と解説】
 1 Q1 「autograph」は有名人などのサインのことです。
     物を人に渡すとき、「Here you are.」や
     「Here you go.」と言うことがよくあります。
 2 C 文の頭に「I'm afraid・・・」とは「残念ながら」という意味です。
    人が居るか居ないかは簡単に「He's in.」や「He's out.」と言えます。
 3 F ここでは「you」が主語です。
    日本語訳が英語と合っていないようにみえますが、意味的には合っています。
    「no」と「of course」を一緒に使う場合、「of course not」と言います。
 4 E 「Is it okay if・・・」はくだけた聞き方です。
    (前回のワンポイント英会話をご参照ください。)
 5 D 「not at all」は、「全然」、または「ちっとも」という意味です。
    「Be my guest.」は変わった表現に聞こえますが、
    丁寧にお願いに応じる場合に使えます。
 6 B お店の客はこのようにくだけたお願いをしてもいいでしょう。
     店員は、かしこまった答でなければ、
     やさしい、明るい答えでないといけません。
 7 G 英語話者は、直接断るのが難しかったら、少なくとも、
     条件に従ってもらおうとする人が少なくありません。
 8 A 「I'm sorry.」は「I'm afraid・・・」と同じように、断りの言葉です。
     この後、必ず断っているわけを言わなければなりません。

これらの例で分かることは、「yes」か「no」だけで答えるより、上記のような答え方の方が礼儀正しいのです。
(特に断る場合)英語をネイティヴと話す場合、遠慮なくお願いしてください。
率直な返事をされるかもしれませんが、上のように、礼儀正しければ、気にする必要はありません。がんばってください。

■次回もお楽しみに! 頑張って!(R.P.)