ごあいさつ

学長 池田 憲治

学長 池田 憲治

最初に、全国各地において発生しております地震、豪雨などの自然災害により、甚大な被害に遭われた地域の一日も早い復旧・復興を心からお祈り申し上げます。

さて、平成5年に開講した全国市町村国際文化研修所(JIAM)は、今年4月に25周年を迎えることができました。これもひとえに、全国市町村及び関係機関の皆様のご理解、ご協力のお陰であると心から感謝いたしております。

社会・経済の国際化が進展するなか、世界の動きが地域社会や経済にも大きな影響を与えるようになり、地方自治体としても国際的な動向を常に注視し、迅速に対応することが肝要な時代となっています。膨大な情報が瞬時に世界で共有される現在、グローバルな情報を収集・分析し対処するためには、国際理解と国際感覚がますます重要になっています。

また、わが国全体で人口減少と高齢化が急速に進行するとともに、東京一極集中の傾向が続いており、地域社会と経済を維持・発展させるための取組が進められています。中長期的にも、地域がこれまで経験したことのない変化に対応するための創意と工夫が求められています。

JIAM では、グローバル化し、今後も変化を続けるわが国を担う市町村行政の重要性に鑑み、企画力・課題解決力の高い人材育成のため、幅広い課題をテーマとした研修を企画・実施しています。

平成30年度においては、①地方創生の推進に向けて多様な課題を幅広い視野と柔軟な発想で解決する力を養う研修の充実、②災害などに対する危機管理能力を強化する研修の充実、③グローバルな知識と視野を身につける研修の充実等を重点事項とし、また、市町村行政の現場におけるニーズを十分に踏まえ、新たな研修テーマを設定するとともに、制度改正や社会情勢の変化に弾力的に対応するための研修も随時開催しています。

さらに、宿泊を伴う集合研修のメリットを活かし、共通の問題意識を持って全国から集った受講者同士が相互に学び合い、意識を高め合えるよう、全国的な人的ネットワークを築いていただく機会の提供にも努めています。

これからも、JIAMは、全市町村共同の全国的な研修機関としての役割が十分果たせるよう、市町村が直面する課題に対応した多様な研修プログラムを企画・実施し、人材育成に取り組んでまいります。

皆様の積極的なご活用をお願い申し上げます。

平成30年7月