実施報告
- 自治体財政運営の理論と実際~財政診断・財政健全化・地方債の発行管理のノウハウ~
- 【期間】29年5月17日(水)-5月19日(金)
平成29年度政策・実務研修「自治体財政運営の理論と実際~財政診断・財政健全化・地方債の発行管理のノウハウ~」を、5月17日(水)から5月19日(金)の3日間の日程で開催しました。
本研修は、自治体の財政運営について、理論だけでなく自らの自治体の財政を的確に分析・診断し、将来負担を把握したうえで地方債の発行管理をいかに行うか、そのノウハウを学んでいただくことを目的として開催しました。
・時間割 http://www.jiam.jp/workshop/sc17433.pdf.pdf
◎研修の様子を写真にて紹介します。
講義・演習の風景
写真左から
北海道総合政策部地域創生局 地域づくり担当局長 今井太志氏
総務省自治財政局財務調査課 課長 溝口洋氏
関西学院大学大学院経済学研究科・人間福祉学部 教授 小西砂千夫氏
初日の演習の様子(各団体の財政指標をグラフ化し、模造紙に書いたものを囲んで、グループごとに討議しています)
3日間の講義のなかでは、当初予定のなかった、自治体の基金に関する動向等についても解説していただきました。
◎受講者の皆さまからの感想の一部をご紹介します。
「財政課職員が知りたい、参考書に書かれていない内容を知ることができ、非常に有意義だった」
「財政指標が乱立する中、基礎的財政収支を指標として活用することの是非などを講義いただき、住民説明の際には、どの財政指標を用いるべきか、論点整理ができた」
「他団体と比較してこれほど異なる傾向が出るものかと驚いた。今井先生、小西先生からの発表団体に対する指摘も大変わかりやすかった」
「基金の問題を総務省の方から直接聞くと、何らかの対応を要すると考えさせられた。財政の担当者として、「とりあえず」ではなく適切に判断すること、それが財政健全化の一歩とあらためて感じた」
今回の研修には、全国から36名の財政担当者の皆様にご参加いただきました。今回の研修で学んだことや、研修を通じて築かれたネットワークを存分にご活用いただき、今後の活動に生かしていただけましたら幸いです。
JIAMでは、今後も地方自治体が抱える課題解決の一助としていただけるような研修を実施してまいります。どうぞご活用ください。