実施報告

自治体監査実務の基本
【期間】28年6月6日(月)-6月10日(金)

平成28年度政策・実務研修「自治体監査実務の基本」を6月6日(月)から10日(金)までの5日間で実施いたしました。
 本研修は、自治体の監査制度をめぐる最近の動向と併せて、監査の基本的な制度の概要と機能、実務上のポイント、財政健全化法などについて講義・演習をとおして学びました。
 受講者の皆さまには監査の実務を適切に行うために必要な基礎的知識の習得及び実務遂行能力の向上を図ると共に、今後の監査のあり方についても考えていただきました。

◎研修の様子を写真にて紹介します。

←関西学院大学大学院経営戦略研究科 教授 石原 俊彦氏の講義風景
 「監査制度の現状と課題」、「監査委員監査制度総論」、「今後の監査制度のあり方について」、「監査の実務まとめ」と題してご講義いただきました。
名古屋市立大学経済学部 特任教授 吉井 信雄氏の講義風景→
 「住民監査請求と住民訴訟」と題して、ご講義いただきました。
←有限責任監査法人トーマツ行政経営推進室 サブリーダー・公認会計士 小室 将雄氏の講義・演習風景
 「財政健全化法監査」と題して、講義と演習の指導をしていただきました。
備前市瀬戸内市監査委員事務局主任 長谷川 明子氏の講義風景→
 「監査委員事務局の共同設置」と題して、ご講義いただきました。

◎本研修では、他にも下記の方にご講義いただきました。
愛知工業大学経営学部 准教授 丸山 恭司 様
大阪市行政委員会事務局監査部監査課 担当係長 西口 和幸 様
福知山公立大学地域経営学部 教授 遠藤 尚秀 様
総務省自治財政局公営企業課 課長補佐 松田 隆一 様
総務省自治行政局行政課 係長 米岡 高志 様

◎受講者の皆さまからの感想の一部をご紹介します。
・今やっている監査の問題点、今後のあり方が分かった。
・行政での監査経験がある講師から、監査を実際に行う時の具体的な事例の説明があったのでよく理解することができた。
・実際に演習で計算したので、より理解が深まった。単に財政健全化法の数字に触れるだけでなく、数字の意味を実感することができた。
・監査の実務について、とても分かりやすく解説していただいた。制度を再度認識し、監査の事務の重要性を感じた。
・監査を通じて、行政のあり方について示唆に富んだお話を伺えた。
・自分の思いつかない視点からの見方、考え方を沢山ご教示いただいた。「住民の方に分かりやすく」を常に心に置き、出来ることから勉強していこうと思った。

 今回の研修には、全国から46名の方にご参加いただきました。今回学んだことや研修を通して築かれたネットワークを存分にご活用いただき、今後の業務に生かしていただけましたら幸いです。
 JIAMでは、今後も地方自治体が抱える課題解決の一助としていただけるような研修を実施してまいります。どうぞご活用ください。