実施報告

法令実務B~法務の応用と実践~【JAMP共同実施】
【期間】28年10月11日(火)-10月21日(金)

 平成28年度政策・実務研修「法令実務B~法務の応用と実践~【JAMP共同実施】」を、平成28年10月11日(火)から21日(金)までの11日間の日程で開催いたしました。この研修は、地方分権の進展に伴う自治体法務の動向や法令の立案・審査に要する体系的な知識、行政訴訟への適切な対応方法等を学ぶとともに、課題解決のための条例立案・改正演習により、実践的な立法技術の向上や政策法務能力の養成を図ることを目的としています。

 研修の一部をご紹介します。


 研修の様子
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 写真(左から順に):
1.内閣法制局第三部参事官 戸梶晃輔氏 「法制執務の基礎」講義風景
2.九州大学大学院法学研究院教授 田中孝男氏 「条例の改正演習」講義風景
3.東京大学大学院法学政治学研究科教授 宇賀克也氏 「行政手続と情報公開の最新の動向」講義風景
4.衆議院法制局第五部長 笠井真一氏 「法令立案に学ぶ政策法務の基礎」講義風景

 写真ではご紹介できませんが、今回の研修では次の講師の方々にもご講義いただきました。
・弁護士・関西大学法科大学院特別任用教授 元氏成保氏 「行政訴訟の実務」
・滋賀大学客員研究員 提中富和氏 「地方分権の進展と自治体の政策法務」
・関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科教授 全国市町村国際文化研修所教務部長 松藤保孝氏 「地方自治制度の中の政策法務の論点」
・芦屋市都市建設部都市計画課まちづくり係長 辻宏治氏 「【条例制定事例紹介】芦屋市屋外広告物条例」
・総務省行政管理局行政手続室副管理官 高田賀夫氏 「改正行政不服審査法における市町村実務対応」

 受講者の感想
 受講者の皆様からは、次のような感想をいただきました。
「法制執務の基礎について確認することができたとともに、政策法務に取り組む法制担当者の姿勢についても参考になる内容でした。」
「グループ討議で取り組む演習問題は難易度が高かったですが、今後必ず取り組まなければならないものであり、大変有益な勉強ができました。」
「講師の先生の長年の現場経験からの政策法務の考え方、立案の導き方、具体的なテクニックは大変実践的なもので、本市の法令に携わる他の職員にも伝えていきたいと思います。」
「行政手続や情報公開について、実務で直面するケースの対処法等を具体的にご教示いただき、大変参考になりました。」
「行政訴訟を概括的に学ぶことができました。講師の先生の実体験を交えたご説明で勉強になりました。」


 今回の研修には、全国の自治体から52名の皆様にご参加いただきました。11日間の研修で学んだことに加え、積極的な意見交換により築かれたネットワークを存分に活用していただき、今後の業務に活かしていただけますと幸いです。
 JIAMでは、これからも市町村のニーズを的確に捉えた研修を実施してまいります。皆様のご参加をお待ちしております。