実施報告

地方公営企業経営の基本~財務会計と新経営手法~
【期間】28年6月15日(水)-6月17日(金)

平成28年度「地方公営企業経営の基本~財務会計と新経営手法~」を6月15日(水)から6月17日(金)までの3日間、地方公営企業連絡協議会との共催で実施しました。
 本研修は、地方公営企業会計制度が約半世紀ぶりに見直され、平成26年度予算から全面適用となったことや、公営企業の経営戦略の策定が要請されていることを受けて、地方公営企業の基本的な制度概要や最近の動向、財務会計制度や民間的経営手法の導入による改革事例などを学んでいただきました。

遠部佳孝氏講義風景
遠部佳孝氏講義風景
総務省自治財政局公営企業課 経営企画係長 遠部佳孝氏からは、「地方公営企業の現状と課題」と題してご講義いただきました。
有限責任監査法人トーマツ大阪事務所 公認会計士 本田裕一氏からは、「地方公営企業の財務会計制度」と題して、2日間にわたり講義と演習指導をしていただきました。 本田裕一氏講義風景
本田裕一氏講義風景
早稲田大学商学学術院 講師 佐藤裕弥氏からは、「民間的経営手法導入の動向とその事例」と題して、2日間にわたり、講義、グループ討議の指導、発表に対しての講評をしていただきました。

受講者の皆様からは、次のようなご意見、ご感想をいただきました。
「公営企業とはなにか、これまで深く考えたことがなかったので、公営企業の歴史や成り立ちに関する講義は興味深かった」
「初任者には難しい内容も多く、時間も限られていて大変だったが、仕訳の説明をひとつずつ説明してもらえたので、わかりやすかった」
「様々な団体から参加している受講者の方とグループ討議ができ、いろいろな情報交換ができて参考になった。また発表の時間では、自分のグループで話し合った内容とは別の切り口で考えているグループもあり、いろいろな考え方があることを感じた」
「他の受講者からの鋭い質問やそれに対する回答がとても興味深く参考になった」

今回の研修には、全国の都道府県及び市区町村の公営企業部局に在籍される100名の皆様にご参加いただきました。
今回学んだことやネットワークを、今後の業務に活かしていただければ幸いです。
JIAMでは今後も地方自治体が抱える課題解決のために役立つ研修を実施してまいります。どうぞご活用ください。