実施報告

消防職員コース~非常時における外国人とのコミュニケーション~
【期間】28年5月18日(水)-6月3日(金)

平成28年度国際文化研修「消防職員コース~非常時における外国人とのコミュニケーション~」を5月18日(水)から6月3日(金)までの17日間で実施いたしました。本研修は、非常時において、外国人の救急援助活動に迅速・的確に対応できるよう、外国人とのコミュニケーション能力の向上を図るとともに、そのために必要な知識や方法等を学ぶことを目的に実施しました。

・募集案内ちらし http://www.jiam.jp/workshop/doc/2016/16214/tr16214.pdf

◎研修の様子を写真にて紹介します。

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総務省消防庁長官 佐々木 敦朗 氏 講話風景
17日間に及ぶ研修の初めに佐々木長官からご講話をいただきました。

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英語の授業風景
基本的には英語でディスカッションをしながら授業を行いました。クラス別で行ったため、初級者の方も上級者の方も生きた英語を学べる機会となりました。

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英語の成果発表風景
これまで学んできたトピックから場面想定をし、英語でロールプレイを行いました。

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やさしい日本語 演習風景
やさしい日本語とは、普通の日本語よりも簡単で外国人もわかりやすい日本語のことです。この時間では、実際の文章をやさしい日本語に作成し直す演習を行いました。演習指導は、弘前大学人文学部教授 佐藤 和之氏にご担当いただきました。

◎受講者の皆さまからの感想の一部をご紹介します。
「長官ご自身の留学時の体験が聞け〝親切にしてくれた名も知らない方が一番印象に残った″とのお言葉が心に響きました。私もそんな消防職員になりたいと思いました。」
「英語の時間は、ネイティブスピーカーの講師と何日にもわたって英語で会話ができ、こまかな表現の違いや発音の確認もできました。さらに自分で学びたいと思いました。」
「外国人を受け入れるのであれば、外国人の安全を提供しなければならないという意識が必要であると感じました。やさしい日本語表現は参考になりました。」

今回の研修には、全国から19名の方にご参加いただきました。今回学んだことや研修を通して築かれたネットワークを存分にご活用いただき、今後の業務に生かしていただけましたら幸いです。  
JIAMでは、今後も地方自治体が抱える課題解決の一助としていただけるような研修を実施してまいります。どうぞご活用ください。