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JIAM情報ひろば
第49回2007.07.25
職員の職員による職員のための研修会を開催しました
福山市では,昨年度国際総合Aコースを受講した職員による報告会を開催しました。
この報告会は,研修申込期間中にあわせて,受講希望者をはじめ広く職員に研修の内容を知り,関心を持つ機会とするとともに,受講者のプレゼン能力の向上をねらいとしたものです。
今年度は,国際総合Aコースをはじめ,自治体が直面する課題解決に向けた研修の受講報告を行うことにより,広く職員同士の情報共有に努めるため,ワンステップアップ運動(職場・業務改善運動)の一環として,職員有志で「百年塾」というグループを立上げ,企画することとしました。
「百年塾」とは,本市が昨年市制施行90周年を迎えたことから,これからの市制施行100周年に向け,職員同士がお互いに研鑽し,能力向上をめざそうとの意気込みで名付けました。
今後「百年塾」として,職員の職員による職員のための研修会を定期的に開催していきたいと思っています。
このたび,第1回目となる研修会を開催しましたので,ぜひご覧ください。
ワンステップアップ運動「百年塾」
職員の職員による職員のための研修会〔第1回報告〕
日 時 :2007年(平成19年)6月13日(水)18:30~20:20
場 所 :市役所本庁舎3階大会議室
参加者:35名
研修1:「ユニバーサルデザイン先進事例」建設局都市部都市計画課 藤井康男さん
昨年度受講した研修の内容及び先進地視察国のうちオランダの取組について説明していただきました。
かつては自動車中心のまちづくりから,「人にやさしいまち」,「環境にやさしいまち」,スピードや距離が適正な「コンパクトなまち」をめざし,人間中心のまちづくりへ政策を転換したオランダの事例をわかりやすく紹介していただきました。
限られた時間であったため,今回は特にオランダに限定していただき,次回はデンマーク,ドイツ編を開催します。ぜひお越しください。(詳細は後日ご案内します。)
研修2:「NPOとの協働」社会教育部北部ブロック社会教育センター 渡邊直子さん
昨年度受講した研修の内容及び視察したアメリカのクリーブランド市の取組について説明していただきました。
特に,NPOで働く職員との交流の中で,これからの職員に必要なこととして,ミッションの明確化,コミュニケーション・コーディネート能力,企画力,コスト意識・管理をあげていただきました。また,市民との協働により,いろんな人が働ける・支えあえる社会をつくることが重要であるとお話いただきました。
まとめとして
研修を受ける側から今回は伝える側としてお二人にはお世話になりました。
今回の研修は,参加された方との情報の共有の場として,また発表者のふりかえりの機会としても有効であったと思います。海外の事例では,「歴史や文化が違うから」,「福山では無理だろう」と思いがちですが,共通する課題もあり,解決策も見つけだせるのではないでしょうか?
研修会の運営では時間が超過してしまい,ご迷惑をおかけしましたが,進行管理も職員に必要な能力だと反省し,今後に活かしたいと思います。
(JIAMメールマガジン第49号掲載(2007.7.25発行))