実施報告
- 多様な主体を活かす地域経営~全米の最も住みたい街から学ぶ~(国内+海外)
- 【期間】令和7年8月15日-令和7年8月28日
令和7年度「多様な主体を活かす地域経営~全米の最も住みたい街から学ぶ~(国内+海外)」を8月15日(金)から8月28日(木)までの14日間で実施いたしました。 4日間の国内研修において事前学習を行った後、北米に赴き、現地の行政機関や関係団体等を訪問し、実地研修や意見交換を行いました。
研修の様子

写真(左から順に):
・京都府立大学 公共政策学部 教授 川勝 健志 氏(国内研修)
※川勝氏には、海外研修にも同行してご指導いただきました。
・京都府立大学 名誉教授 青山 公三 氏(国内研修)
・埼玉大学 学術院 人文社会科学研究科 経済学部 教授 内田 奈芳美 氏(国内研修)
・埼玉県所沢市 都市計画課 主査 豊田 佳隆 氏(国内研修)
写真(下段左から順に):
・King County Metro【コミュニティのニーズを満たした公共交通】(海外研修)
・市内フィールドワーク【公共交通機関を利用し市内散策】 (海外研修)
・ポートランド州立大学(PSU)【住民協働による地域課題の解決】(海外研修)
・ケネディスクール【住民協働による公共施設の活用】(海外研修)
上記のほか、海外研修では次の団体等を訪問しました。(訪問順)
・InterIm Community Development Association【住民主導による地域振興】
・Neighborhood Matching Funds【住民主導による地域振興】
・Pike Place Market【多様な主体を活かした住民自治】
・PSUファーマーズマーケット【マーケット見学/多様な主体と協働したまちづくり】
・Mt.Tabor NA【多様な主体と協働したまちづくり】
・市内フィールドワーク【街頭インタビュー】
・Buckman NA【多様な主体と協働したまちづくり】
・ポートランド市議会議員 ティファニー・レーン・コヤマ氏訪問 【議会制度】
・Portland Office of Community and Civic Life (通称:Civic Life) 【ポートランド市における住民自治】
・SE UPLift【多様な主体と協働したまちづくり】
・Portland Incubator Experiment(PIE)【中小企業/スタートアップ支援】
受講者の感想 受講者の皆様からは次のような感想をいただきました。
『海外研修で訪問する団体についての基礎知識や各団体への質問事項について、国内研修中にじっくりと時間をとって十分に学習・検討できたことで海外研修の効果を大きく高めることができたと感じました。』
『まちづくりを推進する中で民間企業と連携しながら事業を進めている。場面により高度な判断を求められることがあるが、その際の知識を得る機会が行政の実務では困難である。今回の研修の中で様々な知識を得ることができた。』
『遠く感じていたアメリカという国の自治について、背景と制度から学んだ上で、現地にてそれを実感することのできる大変良い機会となった。加えて、各市から来る意欲の高い受講生と各市の事例についての、考察を踏まえながら議論ができ、本市の施策との比較を十分にできる機会となった。』
『国内で適切な事前学習を受けることができたため、十分な予備知識を持って海外調査に臨むことができた。また、海外では、調査だけでなく、振り返りを行うプログラムが充実しており、時点ごとに自分の理解を整理することができた。その結果、体系的な学びを得ることにつながり、充実した研修プログラムであったと感じている。』
今回の研修には、全国から13名の方にご参加いただきました。今回学んだことや研修を通して築かれたネットワークを存分にご活用いただき、今後の業務に活かしていただけましたら幸いです。 JIAMでは、今後も地方自治体が抱える課題解決の一助としていただけるような研修を実施してまいります。どうぞご活用ください。
