実施報告
- 多様な主体を活かす地域経営~全米の最も住みたい街から学ぶ~(国内+海外)
- 【期間】令和6年8月20日(火)-令和6年9月2日(月)
令和6年度「多様な主体を活かす地域経営~全米の最も住みたい街から学ぶ~(国内+海外)」を8月20日(火)から9月2日(月)までの14日間で実施いたしました。 4日間の国内研修において事前学習を行った後、北米に赴き、現地の行政機関や関係団体等を訪問し、実地研修や意見交換を行いました。
研修の様子 写真
写真(上段左から順に)
・京都府立大学 公共政策学部 教授 川勝 健志 氏の講義風景(国内研修)
※川勝氏には、海外研修にも同行してご指導いただきました。
・京都府立大学 名誉教授 青山 公三 氏の講義風景(国内研修)
・福山市立大学 都市経営学研究科 大学院教授 併任 CDC(就職支援)センター長 前山 総一郎 氏の講義風景(国内研修)
・海外訪問地の事前調査に取り組む受講者の様子(国内研修)
写真(下段左から順に)
・Pike Place Market【地元農場と地域経済の発展】(海外研修)
・King County Metro【キング群の公共交通】(海外研修)
・Mt.Tabor Neighborhood Association【Neighborhood Associationの取組み】(海外研修)
・City Repair【まちづくり】(海外研修)
上記のほか、海外研修では次の団体等を訪問しました。(訪問順)
・ワシントン大学【シアトル市の住民自治】
・Neighborhood Matching Fund【シアトル市の住民自治】
・Municipal Government & International Consulting 代表 Elton Gatewood博士の講義【住民自治】
・U District【シアトル市の住民自治】
・Portland Office of Community and Civic Life【ポートランド市の住民自治】
・ポートランド州立大学【ポートランド市の住民自治】
・Rebuilding Center【まちづくり】
・Sun Gold Farm【地元農場と地域経済の発展】
・Trimet【ポートランド市の公共交通】
・Portland Farmers Market【地元農場と地域経済の発展】
受講者の感想 受講者の皆様からは次のような感想をいただきました。
・まちづくりのプロセスや課題について視察先で様々な話を聞いたことで、住民を巻き込みながら施策を実施することへの具体的なイメージを抱くことができました。視察前には住民を巻き込む方法を行政が検討することを前提に考えていましたが、住民に巻き込み方も含めて一緒に検討をしてもらうという新たな視点を得られた点が大きな学びになったと思います。
・他の受講者とも仲良くなることができ、他自治体の様子を知ることができました。現地調査で得た学びはもちろんであるが、他市町との繋がりを得ることができたこともこの研修の大きな成果だと思います。
・研修を通じて、住民の意見を取り入れることを意識し、対話を続ける姿が印象的でした。程度の違いはあるがシアトルもポートランドも、多様な主体とパートナーシップを組み、ビジョンを共有することで、コミュニティと一緒に取り組んでいるように感じました。今後、研修で学んだ、まずはやってみるという主体的な学びや対話を通して、周りの人を巻き込みながら業務に取り組みたいと思います。
・これまで国内の事例にしか着目していなかった自分にとって、海外での実際の取り組みを目の当たりにすることで、新しい視点を得ることができました。一方で、さらなる情報収集の方法については今後も継続的に学びが必要だと感じました。
今回の研修には、全国から18名の方にご参加いただきました。今回学んだことや研修を通して築かれたネットワークを存分にご活用いただき、今後の業務に活かしていただけましたら幸いです。 JIAMでは、今後も地方自治体が抱える課題解決の一助としていただけるような研修を実施してまいります。どうぞご活用ください。