実施報告

子どもの貧困対策
【期間】28年10月5日(水)-10月7日(金)

 平成28年度政策・実務研修「子どもの貧困対策」を10月5日(水)から7日(金)までの3日間で実施いたしました。
 本研修では、まず講義や事例紹介を通して、「子供の貧困」問題の現状や課題を学びました。また、受講者同士による意見交換からそれぞれの自治体における取り組みの紹介や情報共有を行い、それらを踏まえて子ども期の貧困の予防や支援の推進を目指す施策案を作成しました。

・研修ちらし http://www.jiam.jp/workshop/doc/2016/16455/tr16455.pdf

◎研修の様子を写真にて紹介します。

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1.大阪府立大学人間社会システム科学研究科/地域保健学域教育福祉学類 教授 山野 則子氏の講義風景
2.足立区政策経営部子どもの貧困対策 担当課長 岩松 朋子氏の講義風景
3.演習風景(ワールドカフェ)
4.立教大学コミュニティ福祉学部 教授 湯澤 直美氏の演習風景(施策立案演習)

◎受講者の皆さまからの感想の一部をご紹介します。

・子どもの貧困の中身について理解するための手法を聞けたことや、いろんな情報や数字を示していただいたことで理解を深められ、解決策を考えるのに役立つことも知れて勉強になりました。
・自治体による先進事例紹介は、様々な資料やデータを用いて施策の推進や事後検証をされていて、とても参考になりました。
・支援を構造的に捉え、様々なアプローチの仕方を学ぶことができました。特に、「貧困であってもなくても、子どもの状況を今よりも良くする」という視点で、文化活動に力を入れてきた団体の話は説得力がありました。
・教師時代と現在の立場で本当に困難な生徒と向き合ってきた講師の体験は迫力がありました。学習支援を行う中で、子ども達の意欲が変化する姿に深く感動しました。
・多くの職員とお互いのまちが抱えている問題や、今後の計画を聞くことができてとても参考になりました。
・各市町村の現状や各分野の様々な情報を聞きながら考えることができ、とても充実したグループワークでした。

 今回の研修には、全国から44名の方にご参加いただきました。今回学んだことや研修を通して築かれたネットワークを存分にご活用いただき、今後の業務に生かしていただけましたら幸いです。
 JIAMでは、今後も地方自治体が抱える課題解決の一助としていただけるような研修を実施してまいります。どうぞご活用ください。