実施報告

固定資産台帳の整備
【期間】27年7月6日(月)-7月7日(火)

 平成27年度緊急・臨時セミナー「固定資産台帳の整備」を7月6日(月)から7日(火)までの2日間で実施いたしました。
 本セミナーでは、固定資産台帳の整備手順や作成後の活用方法について解説するとともに、固定資産台帳を既に整備された自治体における具体的な事務作業の流れや固定資産台帳を活用した取り組みを紹介しました。また、意見交換を通して固定資産台帳の整備にあたっての疑問や課題などを共有し、いかに推進していくか考えました。

◎研修の様子を写真にて紹介します。

←有限責任監査法人トーマツ行政経営推進室 サブリーダー・公認会計士 小室 将雄 氏の講義風景
 固定資産台帳整備のノウハウや、留意事項等についてご講義いただきました。また、受講者の疑問や質問にもお答えいただきました。
習志野市 会計管理者 宮澤 正泰 氏の講義風景→
 固定資産台帳整備にあたっての庁内体制整備やスケジュール、整備後の活用事例をご紹介いただきました。
←砥部町 会計課 課長補佐 田中 弘樹 氏の講義風景
 固定資産台帳整備のためのシステムや具体的な取り組みとともに、有効な使い方をご紹介いただきました。
演習風景→
受講者同士で各自治体の取り組み状況や課題など、情報交換を行いました。

本研修では他にも下記の方にご講義いただきました。
・総務省自治財政局財務調査課 課長 原 邦彰 氏
・有限責任監査法人トーマツ大阪事務所 パブリックセクター マネジャー・公認会計士 常峰 和子 氏
・有限責任監査法人トーマツ福岡事務所 パブリックセクター マネジャー・公認会計士 塩塚 正康 氏

◎受講者の皆さまからの感想の一部をご紹介します。
・固定資産台帳がどうして整備する必要があるのか、整備後の活用法も視野に入れて行っていく必要性など、幅広い情
報を簡潔にまとめて伝えて下さったので大変参考になった。
・固定資産台帳整備後の活用方法などをお聞きして、ツールとしての固定資産台帳の整備に対するモチベーションが上
がった。
・参加している各自治体からの課題、悩みなどを洗い出し、解説いただけたことがよかった。
・各自治体の問題点・課題を抽出してのグループワークは、より現実的であり、有意義なものだった。
・策定されたときの具体的な内容、作業、手順等がよく分かった。また、どのくらいのレベルまで資産の把握をすれば
よいかなど分かった。
・施設の老朽化対策や施設管理計画を見据えて台帳整備をされていることが分かった。バランスシート探検隊の取り組
みは、まさに市民への情報発信と老朽化対策に向けた取り組みであり、参考になった。
・整備業務において実際に作業をしていく際の庁内体制作りの重要性を感じることができた。

 今回の研修には、全国から55名の方にご参加いただきました。今回学んだことや研修を通して築かれたネットワークを存分にご活用いただき、今後の業務に生かしていただけましたら幸いです。
 JIAMでは、今後も地方自治体が抱える課題解決の一助としていただけるような研修を実施してまいります。どうぞご活用ください。