実施報告

市町村議会議員研修[2日間コース]:防災と議員の役割
【期間】27年10月15日(木)-10月16日(金)

 平成27年度市町村議会議員研修[2日間コース]「防災と議員の役割」を、10月15日(木)から16日(金)までの2日間で実施いたしました。
 本研修では、講義や事例紹介、演習を通じ、地域防災の考え方や災害時における議員の役割について考えていただくことを目的に実施しました。

【講義】地域防災の考え方と向上
 山口大学大学院理工学研究科 准教授 瀧本浩一氏
 (総務省消防庁消防大学校 客員教授)

 地域における平時からの防災の心構えや防災活動など、防災対策全般のご講義をいただきました。
【事例紹介】災害直後、復旧・復興期における議員の役割
 東松島市議会議員 佐藤富夫氏

 東日本大震災発災時、議長を務められていた佐藤氏から、災害直後や復旧・復興期に議長、議会として行ったことについてご講義いただきました。
【演習】執行機関の災害対応と議員の役割
    災害直後、復旧・復興期における議員の役割
 跡見学園女子大学観光コミュニティ学部 教授 鍵屋一氏

 4人ごと、ワールドカフェ形式の演習により、活発な意見交換が交わされました。演習の終盤には、議員、議会の役割について各班の提案を受講者全員で投票しました。
【講義】まとめと今後の展望
 跡見学園女子大学観光コミュニティ学部 教授 鍵屋一氏

 2日間の演習を通じて、受講者の皆さんで意見交換した内容から、議員、議会としての役割についてご講義いただきました。

 受講者の皆さまから次のような感想が寄せられました。
 「予防である防災の重要性とそれに取り組む具体策が学べました。」
 「実際に経験されたお話は大変説得力があり、議会、議長、議員としての役割は大変参考になりました。」
 「ワールドカフェに自分が参加することは初めてのことでしたが、たくさんの意見交換ができ、今後の議会活動に大
 変参考になりました。」
 「議会、議員としてあるべき姿について、災害対策だけでなく勉強になりました。復興期における議会機能の重要さ
 と人々の思いを受け止める議会のあり方を考えるよい種をいただきました。」

 今回の研修には、全国から76名の皆さまが参加されました。今回学んだことを今後の議会活動で活用していただければ幸いです。
 JIAMでは、引き続き、市区町村議会議員の方を対象とした、実務に活用できる研修を実施してまいります。多くの皆さまのご参加をお待ちしております。