実施報告

市町村議会議員研修[3日間コース]:地方議員のための政策法務~政策実現のための条例提案に向けて~
【期間】27年7月29日(水)-7月31日(金)

 平成27年度「市町村議会議員研修[3日間コース]:地方議員のための政策法務~政策実現のための条例提案に向けて~」を7月29日(水)から31日(金)までの3日間で実施いたしました。
 本研修では、多様な住民ニーズに適切に対応した地域づくりに資するため、地域住民の代表である地方議員の自らが政策を提案し、条例を立案する「政策法務能力」を向上させることを目的に実施いたしました。

◎研修の様子を写真にて紹介します。

←【政策研究大学院大学教授 井川博氏 講義風景】
「地方議員と政策法務」と題して、地方議員による条例立案の意義や地方議員に必要とされる政策法務の基本的な内容・考え方についてご講義いただきました。
【関西学院大学法学部教授 吉田悦教氏 講義風景】→
条例を立案する際にポイントとなる、条例の構成、各種規定、用字・用法についてご講義いただきました。
←【演習風景】
班ごとに分かれ、実際に条例作成を体験しました。今年度は「空家等の適正管理に関する条例」「議会基本条例」「住民参加条例」「住民活動推進条例」の4つのテーマに分かれました。
【発表風景】→
発表を受けて、質疑・意見交換を行いました。発表した班以外の受講者に、住民や記者の立場で質問していただき、発表した班が答えるという進め方で実施しました。発表には熱心な質問が寄せられました。

◎受講者の皆さまからは下記のような感想が寄せられました。
・講義では、政策法務の見取り図を適切に教えていただきました。
・条例の重要性とその背景、判定のポイントがよくわかりました
・立法事実の重要性について認識できるようになりました。
・演習時に、壁にあたったときに短い言葉で的確にアドバイスをしていただきよかったです。
・政策法務に必要な基本的な考え方や手法を聞くことができよかったです。

 今回の研修には、全国から62名の方にご参加いただきました。今回学んだことを今後の議会活動で活用していただければ幸いです。
 JIAMでは、引き続き、市区町村議会議員の方を対象とした、実務に活用できる研修を実施してまいります。多くの皆さまのご参加をお待ちしております。