実施報告

空き家対策からまちづくりを考える
【期間】28年3月2日(水)-3月4日(金)

平成27年政策・実務研修「空き家対策からまちづくりを考える」を3月7日(月)から9日(水)までの3日間で実施いたしました。
 本研修では、空き家の現状や課題を学び、空き家の除去、利活用等、空き家対策について考えました。

◎研修の様子を写真にて紹介します。

←株式会社富士通総研経済研究所 上席主任研修員 米山秀隆氏 
『市町村における空き家の現状と課題~撤去、利活用の先進事例~』について、統計調査から空き家発生の要因や問題を分析し、様々な事例を交えながら空き家対策の具体的な手法を紹介していただきました。

 
上智大学法科大学院長 教授 北村喜宣氏 → 
『空家対策措置法に自治体はどう取り組むのか』について、法や条例を考えながら、始まった自治体対応について事例をもとに具体的にご講義いただきました。
 
←事例紹介については、鳥取市都市整備部建築指導課 技師 岡垣頼和氏と
特定非営利活動法人 空き家コンシェルジュ 代表理事 有江正太氏
に紹介いただきました。


相模女子大学人間社会学部 教授 松下啓一氏 →
【演習】空き家対策からまちづくりを考える
班ごとに分かれて、各自治体の現状について情報を共有、発表をしました。また発表を踏まえた演習は、「未然防止・適正な維持管理」「利活用」「対策事業」の3テーマについて考えました。

◎受講者の皆さまからの感想を一部をご紹介します。
・実例を紹介していただき、大変参考になった。また空き家に対する分析で新しい視点を発見できた。
・実務者としての手法を聞くことが出来て良かった。担当分け、実態調査、条例と法の関係など参考になった。
・NPOの立場を最大限に活かして、行政では対応できない範囲を上手くカバーして補完していける事業展開に感銘した。
・各自治体の意見を聞けたことがとても参考になった。
・空き家問題をベースにしながら、行政手続きの手法も実例も交えて講義していただき、大変参考となった。
・空き家対策について、発表にむけた協議の中でいろんな話しをすることができた。

 今回の研修には、全国から58名の方に参加いただきました。
 今回学んだことや研修を通じて築かれたネットワークを存分に活用いただき、今後の業務に生かしていただくことを期待しています。
 JIAMでは、今後も地方自治体が抱える課題解決の一助としていただけるような研修を実施してまいります。どうぞご活用ください。