実施報告

自治体監査実務の基本
【期間】27年6月8日(月)-6月12日(金)

平成27年度「自治体監査事務の基本」研修を6月8日(月)から6月12日(金)までの5日間の日程で実施いたしました。
本研修は、講義や演習を通じて、監査制度の概要と課題を把握し、監査実務の基本的な知識の習得、また、財政健全化法監査や住民監査請求についての理解を深めることを目的に実施しました。


◎研修の様子を写真にてご紹介します。

←【関西学院大学教授 石原俊彦氏 講義風景】
「監査制度の現状と課題 監査委員監査制度総論」、「決算審査」、「今後の監査制度のあり方について」、「監査の実務 まとめ」のご講義をいただきました。
監査が持つ役割やそのあり方についてご講義いただくとともに、最新の国の動向等についてもご講義いただきました。
【岐阜県 丸山恭司氏 講義風景】→
「財務監査」と題して、ご自身の監査実務経験に基づいたご講義をいただきました。
←【福岡市 馬場伸一氏 講義風景】
「財政的援助団体等の監査」、「行政監査」と題してご講義いただきました。
ご自身の豊富な行政経験による、監査を受ける側の立場を理解した上での監査実務論については、多くの受講者から共感する声がありました。
【名古屋市立大学特任教授 吉井信雄氏 講義風景】→
「住民監査請求と住民訴訟」と題して、ご講義(演習)をいただきました。ご自身の名古屋市役所ご勤務時に手がけられた事例を基に演習を進めていただきました。

写真ではご紹介できませんが、本研修では他にも下記の方にご講義(演習)いただきました。
・有限責任監査法人トーマツ 行政経営推進室
 サブリーダー・公認会計士 小室将雄氏 「財政健全化法監査」
・新日本有限責任監査法人
 パートナー・公認会計士・博士 遠藤尚秀氏 「外部監査」
・総務省自治財政局 公営企業課課長 大村慎一氏 「地方公営企業監査のポイント」

◎受講者の皆さまからは下記のような感想が寄せられました
・今後の監査制度の動きについて最新の動きを知ることができてよかった。
・監査の役割、内部統制の整備と運用についての考え方が参考になった。
・監査には多くの専門知識と奥深さが必要だと実感できました。また、監査が単にチェック機能だけでなく、自治体経営にもつながる作用があることを痛感しました。

今回の研修には、全国から50人の皆さまにご参加いただきました。今回学んだことやネットワークを活かし、それぞれの地域で活躍していただければ幸いです。
JIAMでは、今後も地方自治体が抱える課題解決のために役立つ研修を実施してまいります。どうぞご活用ください。