実施報告

法令実務B~法務の応用と実践~【JAMP共同実施】
【期間】27年10月13日(火)-10月23日(金)

 平成27年度政策・実務研修 法令実務B~法務の応用と実践~【JAMP共同実施】を、平成27年10月13日(火)から同月23日(金)までの11日間の日程で開催しました。この研修は、地方分権の進展に伴う自治体法務の動向や法令の立案・審査に要する体系的な知識、行政訴訟への適切な対応方法等を学ぶとともに、課題解決のための条例立案・改正演習により、実践的な立法技術の向上や政策法務能力の養成を図ることを目的としています。


次に、研修の様子をご紹介します。

←内閣法制局第一部参事官 川崎穂高氏
「法制執務の基礎」の講義風景
九州大学大学院法学研究院准教授 田中孝男氏→
「条例の改正演習」の演習風景
←東京大学大学院法学政治学研究科教授 宇賀克也氏
「行政手続きと情報公開の最新の動向」の講義風景
滋賀大学客員研究員 提中富和氏→
「地方分権改革の進展と自治体の政策法務」講義風景

 写真ではご紹介できませんが、本研修では他にも下記の方にご講義いただきました。
・総務省行政管理局行政手続室 副管理官 井上隆彦氏「行政不服審査法の改正と市町村実務対応」
・多治見市総務部総務課 課長代理 小川健二氏 「多治見市是正請求手続条例」
・地域総合整備財団 事務局長 松藤保孝氏 「地方自治制度の論点」
・衆議院法制局第五部 部長 笠井真一氏 「法令立案に学ぶ政策法務の基礎」
・弁護士、関西大学法科大学院特別任用教授 元氏成保氏 「行政訴訟の実務」

 受講者の皆さまからは、次のような感想が寄せられました。
「法律制定に携わっている方の生の声が大変参考になった。特に判例を多用した説明が分かりやすかった。」
「講義・演習共に程よい緊張感の中で先生の話を聞くことができてよかった。」
「グループ討議を通じて他の自治体の実情を知ることができただけでなく、今後の対応が必要な行政不服審査法の改正に伴う条例改正のポイントを学ぶことができて良かった。」
「事前に配布されたテキストを読んだだけでは分からない点について、細かく講義があったので参考になった。」
「行政訴訟の類型について、実例を交えながら、大変分かりやすく講義していただいた。」


 本研修には、全国の自治体から26名の方々にご参加いただきました。11日間の研修で学んだことに加え、積極的な意見交換により築かれたネットワークを存分に活用していただき、今後の業務に活かしていただくことを期待しております。