実施報告

法令実務A~法務の基礎と実務(改正演習を中心に)~【JAMP共同実施】
【期間】27年6月9日(火)-6月12日(金)

 平成27年度 政策・実務研修「法令実務A~法務の基礎と実務(改正演習を中心に)~」【JAMP共同実施】を、平成27年6月9日(火)から12日(金)まで、4日間の日程で実施しました。
 この研修は、自治体職員に必要な行政実務に関する基礎的な法知識を習得し、法の解釈、運用などに対する理解を深めるとともに、改正演習により、例規の立案や法令審査など基本的な法務能力の向上を目的としています。


◎4日間の研修の様子をご紹介します。

←滋賀大学客員研究員 提中 富和 氏
「例規の立案・審査のポイント」の講義風景
 法制関係の知識や法制執務の意義など、基礎的な実務について
詳しく解説していただきました。
     関西学院大学大学院司法研究科教授 曽和 俊文 氏→
          「分権改革と自治体の政策法務」の講義風景
 自治体における政策法務の必要性や条例制定の背景など、様々な
事例を取り上げて、わかりやすくご指導いただきました。
←四日市市総務部次長 松村 享 氏
「条例・判例に学ぶ~ケーススタディ」の講義風景
 四日市市の条例制定に関する実務など、豊富な経験を踏まえてお
話しいただきました。また、グループで検討課題(司法試験問題)
について討議し、解説していただきました。
        愛知学院大学法科大学院教授 榊原 志俊 氏→
              「法令制定改廃の実務」の講義風景
 法令の改正にあたっての重要なポイント等をご講義いただきまし
た。演習時には個別に助言や指導をいただき、翌日は、各班の発表
に詳しく講評をしてくださいました。

 受講された皆様からは、次のような感想が寄せられています。
 「憲法や法律との関係について、基本的なことを学ぶことができた。」
 「例規作成にあたっての考え方を勉強することができ、原課からの文案相談への対応に大きな自信になった。」
 「事前課題ではまったくわからなかったことを、講義を通して理解することができた。この研修で学んだ知識をこれ
からの業務に活かしていきたい。」
    
 本研修には、北海道から沖縄まで全国から70名の皆さま方にご参加いただきました。4日間の研修で学んだことに加え、積極的な意見交換により築かれた全国的なネットワークを活かし、今後の業務に役立てていただくことを期待しております。