実施報告

地方公営企業経営の基本~財務会計と新経営手法~
【期間】27年6月17日(水)-6月19日(金)

 平成27年度「地方公営企業経営の基本~財務会計と新経営手法~」を6月17日(水)から6月19日(金)までの3日間、地方公営企業連絡協議会との共催で実施しました。
 本研修は、地方公営企業会計制度が約半世紀ぶりに見直され、平成26年度予算から全面適用となったことや、中長期的な経営の基本計画である「経営戦略」の策定が要請されていることを受けて、主に初任者の方を対象として、地方公営企業の基本的な制度概要や最近の動向、財務会計制度や民間的経営手法の導入による改革事例などを学んでいただきました。

藤原俊之氏講義風景
藤原俊之氏講義風景
総務省自治財政局公営企業課 理事官 藤原俊之氏からは、
「地方公営企業の現状と課題」と題してご講義いただきました。
有限責任監査法人トーマツ行政経営推進室 サブリーダー・公認会計士 
小室将雄氏には、「地方公営企業の財務会計制度」と題して、2日間に
わたり講義と演習指導をしていただきました。
小室将雄氏講義風景
小室将雄氏講義風景
佐藤裕弥氏講義風景
佐藤裕弥氏講義風景
早稲田大学商学学術院 講師 佐藤裕弥氏には、「民間的経営手法導入の動向とその事例」と題して、2日間にわたり、講義、グループ討議の指導、グループごとの発表に対する講評をしていただきました。
最終日には、グループごとに討議していただいた結果を発表していただき、
佐藤裕弥氏から講評をしていただきました。
最終日の演習風景
最終日の演習風景

 参加された皆さまからは、
「制度改正によって実際にどのような変更が生じるかが、演習を通じて習得できた」、
「民間的経営手法について、考え方、着眼点を知ることができてよかった」、
「長くはない討議時間であったが、他団体の担当者から、その自治体の現状や問題点を聞くことができ参考になった」
といったご意見を頂戴しました。
 
 
 今回の研修には、全国の都道府県及び市区町村の公営企業部局に在籍される102人の皆さまにご参加いただきました。
 今回学んだことやネットワークを活かし、それぞれの地域で活躍していただければ幸いです。
 JIAMでは、今後も地方自治体が抱える課題解決のために役立つ研修を実施してまいります。どうぞご活用ください。