実施報告

人事評価制度の導入~これから導入する自治体のために~
【期間】27年6月8日(月)-6月9日(火)

 平成27年度政策・実務研修「人事評価制度の導入~これから導入する自治体のために~」を6月8日(月)~9日(火)の2日間で実施いたしました。
 本研修は、人事評価制度未導入の団体の自治体職員を対象に、事例を交えながら制度設計や導入のためのノウハウを学ぶことを目的に実施いたしました。


◎研修の様子を写真にて紹介します。

←【首都大学東京大学院社会科学研究科教授 大杉覚氏 講義風景】
「人事評価制度の導入とその意義」と題し、今回の人事評価制度の導入が地方自治体にとってどのような意義があるかについてお話しいただきました。
【総務省自治行政局公務員部給与能率推進室課長補佐 有田一成氏 講義風景】→
「人事評価制度の導入に向けて」と題して、能力及び実績に基づく人事評価制度の導入について、制度設計と導入方法等について解説いただきました。その後、受講者同士で意見交換を行った後に、質疑応答を行いました。
←【大阪府寝屋川市総務部人事室係長 石峰昌明氏 講義風景】
寝屋川市における人事評価制度の概要、特徴(360度評価、分限処分の指針との連動等)、研修の実施、面談マニュアルの活用などをご紹介いただきました。使用された資料は、「自治体の事例集」に掲載をしております。リンク(http://www.jiam.jp/case/?no=178
【長野県松川町総務課長 塩倉智文氏 講義風景】→
松川町の目標管理による業績評価と減点方式を基本とする能力評価の2本立てによる人事評価制度についてご紹介いただきました。使用された資料は、「自治体の事例集」に掲載をしております。リンク(http://www.jiam.jp/case/?no=179

◎受講者の皆さまからは下記のような感想が寄せられました。
・100点の制度構築を目指さず、できることからやってみようという気持ちがわいた。
・条文の解釈についての説明があったので、条文から読み取れないニュアンスがよくわかりました。
・有意義な意見交換ができ、よかったです。
・実例を交えての分かりやすい説明をしていただき導入に向けての参考となりました。
・評価者の研修が重要であると感じました。

 今回の研修には、全国から65名の方にご参加いただきました。今回学んだことや研修を通して築かれたネットワークを存分にご活用いただき、今後の業務に生かしていただけましたら幸いです。
 JIAMでは、今後も地方自治体が抱える課題解決の一助としていただけるような研修を実施してまいります。どうぞご活用ください。