実施報告

職員のやる気を引き出す自治体人事戦略
【期間】27年8月25日(火)-8月28日(金)

 平成27年度政策・実務研修「職員のやる気を引き出す自治体人事戦略」を8月25日(火)から28日(金)までの4日間で実施いたしました。
 本研修では、職員のやる気を引き出し、職員一人ひとりの能力を最大限に活かすために、自治体経営における人事制度のあり方や人事担当の役割等を念頭に置きながら、給与や昇進制度、研修等の各種人事制度を組み合わせて、自らの自治体の状況を踏まえた人事制度をトータルに構築できるようになることを目指しました。

◎研修の様子を写真にて紹介します。

←早稲田大学政治経済学術院 教授 稲継 裕昭氏の講義風景
 稲継氏には研修のコーディネーターとして、全日程をとおしてご指導いただきました。人事評価制度の背景や目的、地方創生時代に求められる自治体職員についてご講義いただきました。
豊田市市民福祉部 副部長 伴 幸俊氏の講義風景→
 豊田市のトータル人事システムの「職員のやる気を引き出す」ための各制度や、人事制度改革を進めるために必要なこと等、まず手をつけるべき事項をご紹介いただきました。
←演習風景
 ワールドカフェ方式で、受講者各自が思う職員のやる気を引き出す自治体人事戦略のポイントを共有しました。
演習風景→
 グループごとに各自治体のトータル人事システム改革案を発表し、改善点や自分の自治体での取り組み紹介等を通して制度の深化、改善を目指しました。

◎受講者の皆さまからの感想の一部をご紹介します。

・制度や考え方、人事評価のあり方などが良く分かりました。表面的な部分だけでなく、意義や考え方などが分かって良かった。

・ワールドカフェ方式により、他団体の人事担当者との交流を深めることができたとともに、情報共有や問題意識の確認などをすることができ、非常に有意義だった。

・地方創生時代の自治体人材育成をどのようにやっていくのか、KPI、営業マン的人材の確保、行政ビジネス等、人事戦略の必要性を認識できた。

・当市も参考にさせていただいている豊田市の人事制度の導入・運用のポイントがよくわかった。ぜひ真似したい。

・実際に改革した経験を踏まえた講義で、トータル人事システムが何のためにあり、何を目的として実施するのか、各々の自治体にあわせた改革が必要なことを再認識することができた。

・現下の制度改正のポイント等、総務省の方から情報をお聴きすることができ、大変参考になった。

・グループワークの時間が多く、他市の方との意見交換が非常に良いものとなった。

・本市の現状と課題を再認識できたとともに、他団体の取組事例が大変参考になった。

・資料だけではわからない他自治体の想いや課題などの情報交換ができ、非常に有意義だった。

 今回の研修には、全国から21名の方にご参加いただきました。今回学んだことや研修を通して築かれたネットワークを存分にご活用いただき、今後の業務に生かしていただけましたら幸いです。
 JIAMでは、今後も地方自治体が抱える課題解決の一助としていただけるような研修を実施してまいります。どうぞご活用ください。