実施報告

地域住民の防災力向上~平時からの取り組み~
【期間】27年6月1日(月)-6月3日(水)

 平成27年度政策・実務研修「地域住民の防災力向上~平時からの取り組み~」を6月1日(月)から3日(水)までの3日間の日程で実施いたしました。
 本研修では、地域コミュニティにおける防災活動に対し、行政がどのように支援し連携していくか、防災教育の必要性や地区防災計画の活用方法、また、平時からできる減災活動について、講義や事例紹介、演習を通して学んでいただきました。

次に、3日間の研修の様子を紹介します。

←京都大学防災研究所巨大災害研究センター
 教授 矢守 克也 氏
ゲーム型教材「クロスロードの実践」演習風景→
 (指導:神戸クロスロード研究会 柿本 雅通 氏)
←跡見学園女子大学観光コミュニティ学部
コミュニティデザイン学科 教授 鍵屋 一 氏
「災害図上訓練DIG」演習風景 →
(指導:山口大学大学院理工学研究科准教授 瀧本 浩一 氏
    NPO法人ぼうぼうネット事務局長 山﨑 隆弘 氏)

このほか、高知県四万十町危機管理課主査 井上 義之 氏から事例紹介いただきました。


受講者の皆さまからは、次のような感想をいただきました。
「リスクコミュニケーションのアプローチの手法や心理学的な視野からの考えは、防災に関する意識を変えるきっかけとなった」
「いかに正常化の偏見を打ち破ることが必要であるかを学ぶことができた」
「地域住民への働きかけと同時に行政職員の減災への意識改革が必要と実感した」

 研修には、全国から39名の方々に参加いただきました。今回の3日間の研修で学んだことに加え、このJIAMで築かれたネットワークを存分にご活用いただき、今後の業務でお役立ていただければ幸いです。
 JIAMでは、今後も自治体のニーズにあった研修を実施してまいります。是非ご活用ください。