実施報告

自治体職員のためのマーケティングの基本
【期間】27年7月8日(水)-7月10日(金)

平成27年度「自治体職員のためのマーケティングの基本」研修を7月8日(水)から7月10日(金)までの3日間の日程で実施いたしました。
本研修は、講義や演習に加えて導入事例を交えて、マーケティングの手法や基礎的な知識の習得を目的に実施しました。

◎研修の様子を写真にてご紹介します。

←【7月8日:京都大学教授 若林靖永氏 講義風景】
「なぜ公共政策にマーケティングなのか?」、「マーケティングを体系的に推進する」、「地域の価値を創造する」と題しご講義(演習)をいただきました。マーケティングの必要性について背景や基本的な考え方をご講義いただくとともに、演習では付箋紙を使用したグループワークにより理解を深めました。
【7月9日:京都大学教授 若林靖永氏 講義風景】→
「顧客の『ペルソナ』『購買行動プロセス』を組み立てる」、「ビジネスモデル・キャンバスを活用する」、「プロモーション戦略を実行する」、「課題演習」と題しご講義(演習)をいただきました。戦略的に行政施策を考えるためのマーケティングの各要素についてご講義をいただいた後、課題演習に取り組みました。
←【7月9日:流山市マーケティング課 河尻和佳子氏 事例紹介】
「流山市におけるマーケティングの活用」と題し、流山市におけるマーケティングの手法を使った街づくりの事例を紹介いただきました。
【7月10日:課題発表風景】→
前日にグループで作成した課題を発表し、京都大学教授若林靖永氏から講評をいただきました。

◎受講者の皆さまからは下記のような感想が寄せられました
・ペルソナについてキャラクター設定を具体的にしておくと、対象の購買行動がわかる、というのが納得いきました。
・図に落とし込むことで、1つの事業の弱みや強みが再認識できた。
・キャンバスに図解化することによって、ビジネスモデルのそれぞれの要素が一体的に把握でき、大変役に立つ手法であると感じた。
・実際にマーケティングがどのように街づくりに活かされているのか具体的に聞けてよかった

今回の研修には、全国から51人の皆さまにご参加いただきました。今回学んだことやネットワークを活かし、それぞれの地域で活躍していただければ幸いです。
JIAMでは、今後も地方自治体が抱える課題解決のために役立つ研修を実施してまいります。どうぞご活用ください。