実施報告

外国につながりを持つ子どもたちへの学習支援(実践編)
【期間】27年8月17日(月)-8月19日(水)

 平成27年度「外国につながりを持つ子どもたちへの学習支援(実践編)」の研修を、8月17日(月)から8月19日(水)の3日間で実施いたしました。
 この研修は、外国につながりを持つ子どもたちへの学習支援にかかる事例研究の分析手法を学び、実際に各受講者が持ち寄ったさまざまな事例を分析し、課題解決の方策を身につけることを目的としたものです。
 また、この研修では、各自が持ち寄った事例がさらによいものとなるよう、グループ討議も交えて議論を深めました。

◎研修の様子を写真にてご紹介します。


群馬大学教育基盤センター        教授 結城恵 氏
3日間の全日程にわたって結城先生にご指導いただきました。
受講者の持ち寄った事例を整理・分析し、課題の解決、実践事例の改善につなげる手法について、演習・グループ討議を交えて丁寧にご指導いただきました。
初日は、各自が持ち寄った実践事例の発表を行いました。
その事例に対し、他の受講者から質問や意見を受けるとともに、結城先生から課題の整理や解決策の検討資料となる材料を示していただきました。

実践事例の発表の様子

演習の様子
演習では、小グループに分かれ各自が抱えている課題について、他の受講者と話し合い、整理・分析をし、解決のための検討を行い、その結果を各自が発表を行いました。
今は成人されている外国につながりを持つ子どもだった方にお越しいただき、その当時の経験や思った事などを率直にお話しいただきました。
また、受講者からの質問にもお答えいただきました。

受講者の皆さまから下記のような感想が寄せられました。
・小グループでの話し合いがとても有効だった。
・明るい気持ちで帰ることができます。
・ぼんやりと抱いていた不安や課題が、解決に向けて具体的な取り組みとしてできそうな気がしてきました。
・課題が明確になり、次の一歩が見えてきた。
・できそうなところから まず一歩を踏み出してきっかけ作りをしてみようと考えることができました。

 今回の研修には、全国から17人の皆さまに参加いただきました。今回学んだことやネットワークを活かし、それぞれの地域で活躍していただければ幸いです。
 JIAMでは、今後も多文化共生に関する研修を実施してまいります。どうぞご活用ください。