実施報告

世界を視野に、勝ち抜く自治体の国際戦略
【期間】27年10月19日(月)-10月23日(金)

 平成27年度 国際文化研修「世界を視野に、勝ち抜く自治体の国際戦略」を平成27年10月19日(月)から10月23日(金)の日程で実施しました。この研修では、グローバルな視点から、所属する自治体の国際関連施策を振り返り、地域の強みや独自性を発揮した新しい国際戦略プランを作成することを目標としました。
 演習は「国際戦略を考える」をテーマに、野村総合研究所グローバル製造業コンサルティング部上級コンサルタント 原 正一郎氏に2日間にわたってご指導いただきました。

◎写真にて研修の様子をご紹介します。

←京都大学公共政策大学院教授 中西 寛氏の講義風景

 現代の多面化する世界情勢や、国際社会における日本の立ち位置など、非常に興味深い内容をご講義いただきました。
   学校法人浜松海の星女学院理事長(前浜松市長)北脇 保之氏の講義風景→

 自治体の国際化の変遷や、これからの自治体の国際戦略を考えるための視点など、幅広い内容をわかりやすく解説していただきました。
←特定非営利活動法人グローバルキャンパス理事長 大社 充氏の講義風景

 訪日外国人旅行者の増加に伴い、注目される「着地型観光」について、地域が主導するマーケティングやマネジメント機能(DMO:ディスティネーション・マネジメント・オーガニゼーション)の必要性を中心にご指導いただきました。
             野村総合研究所グローバル製造業コンサルティング部
               上級コンサルタント 原 正一郎氏の講義風景→

 地域の独自性を活かして、国際戦略を展開するための考え方など、豊富なご経験をもとにご講義いただきました。また、演習では、具体的なアドバイスをいただきながら、グループに分かれて国際戦略の骨子案を作成しました。

 

 他にも、次の講師からご指導いただきました。
 ○大分市文化国際課参事 大渡 年春氏
 ○独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)企画部主幹(地方創生推進担当)豊田 哲也氏
 ○浜松市企画調整部国際課副技監 瀧本 陽一氏
 受講者の皆様からは、次のような感想が寄せられました。
 「講師の方だけでなく、他市町の参加者の質問意見全てが新鮮で、興味深かった。」
 「本市以上に国際化に取り組んでいる自治体が多かった。本市も負けないように、意欲的にチャレンジしたい。」
 受講者の皆様には、この研修で学んだことや、育まれたネットワークを活かし、それぞれの地域で活躍していただければ幸いです。
 JIAMでは、今後も地域の国際化に役立つ研修を実施いたします。皆様のご参加をお待ちしております。