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ワンポイント英会話

JIAM教務部研修副主幹 ラッセル・ピケット

第12回2005.06.22

ワンポイント英会話 ~英語でお願いする 第2回~

前回のワンポイント英会話では、丁寧な英語でお願いする方法を説明しました。

■今回のワンポイント
今回は、前回の例文の中に出てきた「mind」(構う)という動詞を使ったお願いの方法を学んでいきましょう。
例えば、
◇ Do you mind if I borrow your map?
 (地図を借りてもいいですか。)
◇ Would you mind if I went to your office on my way home?
 (家に帰る前にあなたのオフィスへ寄ってもいいですか。)
などのような文が作れます。
このような文には二つの特徴があり、使う際には少し注意が必要です。
一つは、上の例文を見ればすぐ分かると思いますが、
「Would you mind if I・・・?」の例では、「I」の次に来る動詞を過去形にするのが正しいのです(ネイティブもよく間違える点ですが)。 もう一つの特徴は、質問の答え方にあります。
「Do you mind・・・」や「Would you mind・・・」等は何かをしても構わないかを聞いているので、「No」と答えたら、断りではなく、構わないという意味です。
例えば、「Do you mind if I smoke?」に「No」と答えたら、「構いません。吸ってもいいです。」という意味になります。「Yes」の場合、吸ってほしくないと解釈するのが正しいです。
しかし、普通は、「No」や「Yes」だけではなく、次の例文のように、もっと長い答えをするので、相手の意志がさらに明白になります。
◇ 例文1
 A: Do you mind if I take a few more pictures?
  (写真をもう数枚撮ってもいいですか。)
 B: No, we have a lot of time, so take as many as you like.
  (どうぞ。時間がまだまだありますので、好きなだけ撮ってください。) ◇ 例文2
 A: Would you mind if I came to work at noon tomorrow?
  (明日、昼から出勤してもいいですか。)
 B: Yes, I want you to attend the meeting tomorrow morning.
  (いけません、明日の朝の会議に出席してほしいのです。) 相手にしてほしいことがあれば、次のように聞きます。  A: Would you mind waiting for a few more minutes?
  (もう少し待っていただけますか。)
 B: No, not at all. Take your time.
  (全然構いません。ごゆっくりどうぞ。) このような文は、Would you mind・・・+ -ing動詞 で始まります。
ここでは「Would you mind 動詞 + -ing・・・」のほうが「Do you mind 動詞 + -ing・・・」より進められます。
なぜなら、「Do you mind 動詞 + -ing・・・」は、大体決まったことについて「本当にやってもらってもいいですか」という意味がするからです。

■次回もお楽しみに! 頑張って!(R.P.)